理論と実践
「理論」は「こうなるもの」、「実践」は「こうするもの」と言い換えられます。したがって、理論の構築には、観察による考察、考察から導かれる結果が必要となります。さらに、観察や考察には、それぞれの対象が存在することになります。それを「課題」と言ってもいいでしょう。
「課題」は必要性から生まれます。それは実用の中の「ギャップ」から生まれます。つまり「実践」する途上で満足のいかないことが起こった際、それを「なんとかしたい」と思って考え、改良していく営みが「理論」と「実践」を繋ぐ鍵となります。そして、それらの全てを認知するための1つの方法として「数的思考」が挙げられます。
思い出すこと
学生時代、算数や数学の学びを啓蒙する目的で、テレビメディアに出演していた人物として挙げるとしたら、森毅先生と秋山仁先生です。どちらも生き様の破天荒さに惹かれていました。
前者に対しては、大学での学び方も含め、世間の見方・考え方に惹かれました。後者に対しては、ユニークな学習の指導法に惹かれました。
テレビメディアの視点では、他社よりも意味のある優れた番組を制作し、視聴してもらうためのキャストを設定しなければなりません。ですから、知名度があるだけではなく、少し斜めに世の中を見ているけれども、説得力をも備えた人物を選抜し、視聴者の関心を促すことでしょう。
学歴社会という言葉に象徴されるように、よいキャリアが人生を決定するものだという空気感がありました。また、そういう空気感を汲んだ現実に正面から向き合うのではなくて、違う道もあるのだよといった空気感を持った時代でもありました。
コメント